その一つの手段として、LINE Messaging APIを使ったら大変楽だったので経緯をメモしておきます。
1. あらすじ
①星座検出プログラムをガシガシ書いてた②データに必要な画像が足りない
③プログラムと事情を公開してみんなに手伝ってもらおう!
④Webアプリ作ってるけどしんどい!!!
というところまでがあらすじです。
そんなあるときツイッターで文書画像から文字起こししてくれるLINE bot作ったよーみたいな投稿を見て、これ星座でも使えるんじゃね?となったのがLINE Messaging API利用のきっかけです。
2. LINE Messaging API を使って
感想を書きます(技術的に何やったかは今回はなしで)。ここを見るとだいたいわかるのですが、LINEの提供するMessaging APIでは簡単にbotを作れるSDKを提供しています。特に、「応答メッセージ」と呼ばれる、ユーザからのメッセージに対して返信する機能は無料で使えます。
また、「プッシュメッセージ」と呼ばれるbotからメッセージを送信する機能は有料プランでしか使えませんが、LINE@から手動で送信することは可能です。
今回やりたいのは(ほとんど)ユーザから画像を受け取ってプログラム側で星座を描画して画像を送り返すだけなので、応答メッセージ機能で事足りました。
実装は非常に単純ですし、APIリファレンスは多言語充実でかなりとっつきやすいと思います。慣れている人ならGitHubのサンプルコードを見たほうが早いかも。
使い方は調べるといっぱい出てきます。
3. 公開してみて
Twitterで投稿した。現代はSNSで簡単に作ったものが広められて楽。ツイートのRTやLINE友達登録お待ちしております。LINEで、星空の写真をアップすると星座を探してくれるアカウントを作りました!まだ試験運用の段階ですが、手元に星空の写真がある方はぜひ使ってみて感想を教えてください!以下URLから友達登録できます↓https://t.co/Kfk2lQWq3H pic.twitter.com/YgSOWUrSbp— 高砂 (@takasa_five) 2018年5月30日
2018/06/19 現在、146RT・354いいねを頂いており、正直あんまり需要はないかもと思っていたのでびっくりしました。
また、早すぎない拡散速度だったのでRTやいいねをした人をいちいち確認していました(暇人)。自分のフォロワーには星好きな人がたくさんいるわけではないので、初動は技術的興味からのリアクションをした人が多そうでしたが、だんだん星好きの人に伝わっていく様子がわかり楽しかったです。やはりメインターゲットの人々に好まれるサービスを目指さなければならない……。
ちなみにLINE botでは、LINE@ MANAGERというサービスを用いて友達の人数などが確認できます。CSV ダウンロードが可能なのでエクセルでグラフにしました。
青い線が友達の人数、オレンジの線がメッセージ到達人数(被ブロックを考慮した友達人数)になっています。ツイートしたのが5/30で、2~3日かけてじわじわと上昇しており、6/6あたりで2度目の盛り上がりがある様子がみられます。
4. 公開その後
1ツイートで約250人もの方に友達登録してもらえたのは非常にありがたく、実際にフィードバックもいくつかもらえました(そのおかげで星座データを一つ増やせた)。しかし、2次拡散のあてがないことに気が付きました。2次拡散とはこのサービスを使ってくれている人がSNS共有し、それを見た人がまた登録してくれる、みたいなやつで、今考えた言葉である。ワンタップでハッシュタグと紹介URLつきツイートとかできる機能があればもっと広まりそう(が、LINE botだと難しそうか?)。サービスを広めたいときはそこまで考えなければいけないのだなあと勉強になりました。
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