2018年10月9日火曜日

LINE bot 制作(2) - 思いつきをスピーディに形にした

ちょっとアイデアが出たのでLINE BOOT AWARDS 2018に3つめのbotを投稿しました。締め切り間近だったので、開発期間は一週間!頑張りました。
RADOME
友だち追加
今回も対話相手ではなく、集合場所みたいな役割を果たすbotです。以下、機能説明。


 1.はじめに

前回は LINE ですでに出来上がっているユーザ同士のつながりを利用しましたが、今回は「出会いの場」となることを意識してみました。
RADOMEをひとことで表すと、「現在位置に依存したチャット」です。ユーザ同士は「いまいる場所」を関連性として集合することができるため、既に一つの話題を持っています。これをきっかけにして自由にトークしてもいいし、その場限りの話題に終始するのもよいでしょう。

2. RADOMEの使い方

RADOME(ラドーム)はRADIUS(半径)とDOME(ドーム)のかばん語です。
RADOMEにおける「ドーム」とは、すなわちチャットルームのことです。チャットルームには基本的に誰でも入ることができますが、一つだけ制限があります。ドームを作った人が決めた円の内側にいる人しか入ることができません
ドームを作ったり、ドームに入ったりするには RADOME bot に向けて現在地を送ればよいです。

(本当はドームを作るのも現在位置でしか許可したくないですが、現在のbotの仕様だと難しいのでどこでも作れるようになっています。ですが、ドームに入るのは現在地からしかできなくしているので、遠くに作る意味はあまりありません。)
(レンタルサーバの都合上、作ったドームは一定時間が経つと消えてしまいます。仕様上、入室ボタンさえ残っていれば入ることはできますが、新しく誰かに見つけられることはかないません。今現在、ドームがしばらく経つと消えてしまうのは特に問題にしておりません。RADOMEでは刹那的なコミュニケーションを推奨しているためです。)

表示されたドームのリストを押すことで入室できます(この際、位置情報の再確認があります。許可しないと使用することができません)。ドーム内ではLINEライクなインタフェースでチャットを行うことができます。また、いまドーム内にいる人たちのリストを見ることもできます。

3. おわりに

利用者が多くないと楽しめないコンテンツではありますが、BOOT AWARD の存在のおかげで作ってみる気になれたので感謝しています。「ふとこのアプリを使ってみたら色々なドームがあって、気軽に近くにいる誰かと会話できたら、きっと楽しいだろうなあ」と想像して作りました。
現状、特殊なチャットへの入り口としての機能しか有していないようにも見えますので、ドーム内からLINE交換が気軽にできたら面白いかな?とも考えています(が、ちょっと出会いに振りすぎな気もして、悩みどころです)。

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